WorkingGroup06 呼吸管理チーム

VAPへの取り組みを発信して日本のデータに!

人工呼吸器関連肺炎(VAP)を防ぐために、高い意識づくりとマニュアル化を進めています。

VAPとは、人工呼吸器装着時、気管内チューブを介して発症する院内肺炎のこと。入院期間が長引くなど患者さんへの負担が大きく、VAP防止はICU・SCUの大きな課題です。そこで、麻酔科の医師、ICU・SCUの看護師、STからなる呼吸管理チームでは、電子カルテをさかのぼり発生率調査、看護師の意識調査を実施。結果から見えてきたのは、防止策のマニュアル化の必要性と個々の意識をいかに高めるかということでした。VAPを防ぐことは一人ではできません。スタッフが同じ方向、同じレベルで取り組んではじめてできること。そのために、有効予防策のマニュアル化と実践、勉強会での意識改革に力を入れています。

唾液の誤嚥を防ぐためのヘッドアップ。30度以下では効果がなく、それ以上になると心臓に負担が。エビデンスに基づいた知識をみんなで共有しています。



VAPの確実な臨床データがない日本。私たちの記録が日本のデータになる可能性があります。

呼吸管理チームでは、適切なヘッド角度、口腔ケアの実施、鎮静剤投与の管理など、有効予防策をひとつひとつ実施・整理しているところです。例えば口腔ケア。今までICU・SCU専用のマニュアルがなく、効果が分からないまま一生懸命にやっている状況でした。そこで、具体的な数字を用いたマニュアルを整備。人形を使った研修もスタートさせました。STの意見をもとに口腔ケアの点数化も検討中で、点数化によって観察・評価データが蓄積できれば、振り返りにも役立ちますし、最新データとして全国に発信することもできます。国内でのVAPデータは少ないので、私たちのデータが日本のデータになるかもしれません!

宗田 史江 SCU 主任看護師
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宗田 史江 SCU 主任看護師

大学病院を結婚退職後、子育てをしながら個人病院に勤務し、ケアマネジャー、救急救命士、呼吸療法士の資格を次々と取得。救急看護に携わりたいという気持ちから救急搬入数・症例数の多い大田記念病院へ。

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