ヘッダ

トップ > リクルート > 医師募集 > 脳神経病研修医募集のお知らせ

脳神経病研修医募集のお知らせ

これまで実施してた後期研修制度を更に充実させ、<神経内科>コース、<神経放射線>コース、<脊髄脊椎>コース、<脳外科コース>、<血管内外科コース>5つのコースに再編して研修医を全国的に公募します。

各臨床研修病院などで働いて来た若手医師で、脳神経病についての豊富な臨床経験を身に付け、技術を高め、知識を広め、思考過程を磨いてこの領域での専門家を目指す方々に、当院での脳神経病診療に参加して頂きたく後期研修制度を紹介します。

研修プログラム

<神経内科>コース

1.      目的:当院においては、わが国でも有数の脳卒中センターとしての実績に基づいて、脳卒中学(strokology)の実践を目指し、神経内科医と脳神経外科医が協力して脳血管内治療を含めた最新の診断・治療を実践している。また、豊富な症例を生かして変性疾患を含み神経疾患全般の診断・治療・研究を実践しつつ、活発な学会活動も展開している。当コースにおいては、外来診療、回診、各種のカンファレンスを通じて研修を行う医師の知識や技術の修得状況に応じた個別の指導により、脳卒中や神経疾患についての専門知識と経験のみならず、神経疾患野基本的考え方や論文作成の技術習得を目指している。当コースでは脳卒中専攻医コースと神経疾患と脳卒中の研修コースの2つを用意している。

2.       特徴:①患者数が圧倒的に多く経験できる。②脳卒中のみならず幅広い神経疾患が経験できる。③脳外科および放射線科をはじめ関連各科と協同体制で診療とカンファレンスを行なっているため、総合的研修ができる。④積極的な学会活動と学会および研究会の参加が保証されている。

3.    応募対象者:

l  脳卒中の診療に情熱を燃やし、専攻したいと考えている者(現在の所属診療科は問わない)

l  日本神経学会専門医および日本脳卒中学会専門医の修得を目指している若手神経内科医

4.    研修内容:

l  脳卒中専攻医コース:当センターの脳卒中治療方針に則り、以下のカリキュラムにより、脳卒中学の基本と実践について習得し、様々なオプションを有する脳卒中診療についての専門知識と経験を蓄積する。

     脳卒中急性期から慢性期に至る当センターにおける診療システムの研修

     脳卒中検査・治療指針の習得

     脳卒中救急業務の習得

     ICUSCU(Stroke Care Unit)における診療業務の習得

     各種画像診断の研修

     神経放射線科研修(血管撮影技術を含む)

     各種超音波検査習得

l  神経疾患と脳卒中の研修コース

     日本神経学会研修施設として、下記カリキュラムにつき臨床例に即した実践的研修を行う。その際、認知症や高次脳機能障害の症例の研修や研究も行っていく。

(ア)  臨床神経学:神経病の一般知識、診療(入院、外来)の実際、必須実践的知識等の習得

(イ)  診断の基礎:神経画像診断学、神経生理学、神経病理学、神経解剖学、神経化学、神経免疫学、神経遺伝学、内科学一般の診療技術と知識の習得

     ①に加え、脳卒中診療の基本と実践に通暁するため、上記<脳卒中専攻コース>に掲げるカリキュラムについても併せて学習する。

5.    研修施設としての位置付け:

当院における研修は日本神経学会教育施設、又は日本脳神経外科学会専門医訓練施設(A項)での研修として認定される。

6.      指導医:栗山 勝、高松和弘、高橋幸治、田川皓一(非常勤)

7.      研修期間:6か月~2年間

8.      募集人員:3名程度

9.      御照会先:高松和弘 (e-mail:takamatu@shouwa.or.jp)

 

 

 

 

<神経放射線>コース

1.目的:神経疾患の診断・治療においては丁寧な問診・神経学的診察が重要なことは言うまでもないが,CTMRIなどの機器発達により画像診断の占める役割は大変大きくなっている.脳卒中診療および神経疾患診療に欠かせない画像診断の知識と技術を身につけることを神経放射線コースの目的とする.

2.特徴

(1)症例数が豊富である.当院では脳卒中および神経疾患患者数自体が多いことに加えて,多数の診断機器を有している.画像診断設備としては,MRI4台(3Tが1台,1.5T3台),CT3台(1台は64列),DSA 2台,SPECT 1台がある.一部は夜間・週末も稼動しており,検査数が非常に多い.

(2)最新の撮像装置・画像閲覧システム装備されている.3T MRIおよび2台のDSA装置はシーメンス社製で2011年に導入されている.加えて院内に多数設置されている電子カルテ上で撮像直後の画像から2002年までの過去画像が閲覧可能となっている.興味を持った症例・画像についていつでも閲覧・学習が可能であり,完全に電子化されたシステムのおかげで学会発表・論文作成の際の労力と時間も節約される.

(3)診療科間の垣根が低い.脳神経外科・神経内科・脊椎外科といつでもディスカッション可能な環境であり,各科にまたがる症例についても総合的に学習できる.

3.応募対象者:

神経内科,脳神経外科,放射線科のいずれかを専攻するもの.

4.研修内容:

(1)CTMRI,血管撮影,核医学検査などの画像診断(読影).

(2)検査方法についての研修.造影剤の使用方法と禁忌,最適な撮像方法,撮像

原理などについての理解.

(3)血管撮影技術.血管撮影は将来血管内治療を行う上でも基礎となる技術であ

るが,検査は比較的侵襲性が高くリスクを伴う.当科ではマンツーマンにて十分

な指導の下に研修を行っている.

5.指導医:田中朗雄,小林宏光,林田稔

6.研修期間112ヶ月.神経内科コース研修中の一定の期間または特定の曜日

を神経放射線コースに割り当てることも可能.

7.募集人員:一時期に1名ずつ.

8.照会先:田中朗雄 email: tanaka@shouwa.or.jp

 

 

 

 

 

<脊髄脊椎>コース

1.目的:脊椎脊髄疾患の全般について、疾患の理解、診断および検査の進め方、治療法や基本的手術手技の習得を目指す。

2.特徴:①指導にあたる医師の資格が、日本整形外科学会専門医、日本整形外科学会認定脊椎内視鏡下手術・技術認定医、日本脊椎脊髄病学会指導医、日本脳神経外科学会専門医、日本脊髄外科学会認定医、日本神経学会専門医と多岐にわたり、通常の脊椎手術のほか、内視鏡手術や顕微鏡下の脊髄手術などについて幅広く学べる。

②脊椎固定手術においては、術中ナビゲーションシステムや3次元実体モデルを使った、適正なインストゥルメントの設置について学べる。

③キアリ奇形、脊髄空洞症、脊髄(髄内・髄外)腫瘍、脊髄動静脈奇形など比較的稀な疾患について学べる。

④その他、脳神経外科や血管内外科との連携にて、難治性疼痛に対する脊髄刺激療法、脊髄動静脈奇形に対するスーパーセレクティブな血管造影や塞栓術の実際を知ることができる。

3.応募対象者

脊椎脊髄外科を専攻したいと考えているもの(現在の所属診療科は問わない)

4.研修内容

    脊椎・脊髄疾患の診察、診断、治療方針の修得

    各種画像診断、脊髄造影・神経根造影の修得

    脊椎・脊髄外傷における急性期治療の修得

    頻度の高い脊椎疾患における保存療法および基本的手術手技の修得

    比較的まれな脊椎・脊髄疾患の治療法について研修

5.指導医:西原 伸治、諏訪 勝保、大田 泰正、大隣 辰哉、小山 素麿(非常勤)

6.研修期間:6か月から2年

7.募集人員:1~2名

8.照会先:西原 伸治(e-mail: nishihara@shouwa.or.jp

 

<脳外科コース(脳神経外科人材育成プログラム)>

はじめに
脳神経センター大田記念病院の脳神経外科人材育成プログラムは、2年間の前期研修修了者に対して、脳血管障害、脳腫瘍、頭部外傷、脊髄脊椎外科など脳神経外科疾患の一般疾病に対する基本診療が3年間のレジデント終了時には可能となる研修を目標としている。特に当院では、既に実績をあげている脳血管外科や脳腫瘍外科、脳血管内治療、radiosurgeryneuro-oncologyneuro-monitoringなど、脳神経外科全般に渡る幅広い研修を行う。
 脳神経センター大田記念病院脳神経外科は、かねてより医師卒後教育を重視しており、それに必要な研修環境の整備には極めて異例の設備投資、環境調整、教育・福利の充実を早期より実践しており、地域の基幹病院(中国中央病院、日本鋼管福山病院、岡山大学病院)の協力型研修施設として多くの研修医指導を毎年定期的に行なっている。手術室、検査棟を中心とした全館にわたる最新鋭の医療・画像診断機器を駆使し、豊富かつ稀少な症例を経験することが日常的に可能である。貴重な症例を眼前に、確実な臨床能力を身につけて、次世代に活躍できる脳神経外科医を目指して訓練するには、西日本最大かつ最適な施設のひとつであると自負しており、意欲ある若者の参加を歓迎する。

 

各コース、各年度の具体的な内容

後期研修プログラム

一年目
(卒後3年)

脳神経外科医の中核として、診療計画の立案や救急対応、脳血管撮影、穿頭術の助手、術者、開頭術(頭部外傷、脳出血)の助手を行う。

・神経学的診察法、画像診断
・術前・術後管理(救急蘇生法を含む)
・基本的な術中モニタリングの手技
手術に参加し、術者として穿頭・頭蓋外操作・初歩の開頭操作をこなせることを目標とする。
・脳血管撮影法

2-3年目
(卒後4-5年) 

病棟業務を中心としながら、脳血管撮影、穿頭術、開頭術(頭部外傷、脳出血)の術者、脳血管内手術、開頭術(脳腫瘍、クモ膜下出血)などの助手、顕微鏡下手術の習得を行う。

・脳卒中などの急性疾患の管理
・手術の助手
・頭蓋外操作および開頭操作
・マイクロ手術の基本
(脳内血腫除去など) 

4-5年目
(卒後6-7年)

顕微鏡下動脈瘤クリッピング術、表在脳腫瘍手術の習得を目標とする。

・テント下を含む開頭術
・マイクロ手術の手技を取得
(内視鏡を含む)
・表在性良性腫瘍、悪性腫瘍の手術
・初歩の動脈瘤手術を中心とした脳血管系手術の基本
・血管内手技の基本
・頸椎手術の基本

5年目
(
卒後7年)

日本脳神経外科学会専門医資格の取得を目標とする。

・後期研修プログラムの仕上げ
・日本脳神経外科学会専門医取得
取得後は専門強化プログラムに参加 

専門強化
プログラム 

58年目
(卒後710年) 

それぞれの専門領域の本格的専門家を目指し、個々のプログラムの中から選択履修する。

A: 脳卒中治療プログラム
B:
 頭蓋底外科・良性脳腫瘍プログラム
C:
 脳腫瘍外科・Neuro-oncologyプログラム
D:
 脊髄・脊椎外科プログラム
E:
 機能的脳神経外科プログラム(てんかん、不随意運動など)
F:
 血管内治療プログラム
G:
 定位放射線治療・定位脳手術プログラムなど

 

 

 

2) 研修の方法
A 診療チームの構成と指導体制
当科は、開頭手術チーム、血管内手術チーム・悪性脳腫瘍・定位的放射線手術チーム、救急チームに大別されており、一般病棟3チームと救命救急1チーム、ストロークチームで診療している。各チームに日本脳神経外科専門医が主治医として配属され、その主治医のもと担当医らがチーム診療を行っている。


B 週間予定

8

朝カンファランス

朝カンファランス

朝カンファランス

朝カンファランス

朝カンファランス

抄読会

 

9

手術

病棟業務

手術

病棟業務

病棟業務

10

 

11

12

13

14

回診

 

15

16

 

17

病棟業務

18

 

 

 

 

 

 

19

C スタッフ紹介
教育スタッフとその専門分野を示す。

氏名

職位

専門領域

大田 慎三

脳神経外科部長

開頭手術、脳血管内手術

佐藤 倫由

副院長

脳腫瘍、脳血管障害の開頭手術

石井 則宏

医員

脳腫瘍、脳血管障害の開頭手術

関原 嘉信

医員

脳血管内治療

田中 康恵

医員

脳血管内治療

中崎 清之

ガンマナイフセンター長

脳腫瘍のガンマナイフ

西田 正博

明神館脳神経外科院長

 

佐能  昭

医員

 

大田 浩右

顧問

 

研修評価については、随時、脳神経外科部長または院長回診などでの指導が行われるが、到達目標への達成度などは、年2回の院長面談にて個別に行う。

(3) レジデント終了後の道筋
3年間のレジデント終了後も、脳神経外科専門医受験資格獲得のためには脳神経外科学会認定施設において研修を継続することが求められる。卒後7年目に脳神経外科認定医試験を受験する。

(4)関連施設

<派遣ならびに連携大学> 
岡山大学、広島大学、川崎医科大学、島根大学。

<卒後医師研修連携施設>
中国中央病院、岡山大学病院、日本鋼管福山病院。


5) その他の資料
在籍者の休暇はフレックス制で年間22日まで可能である。女性医師の結婚・産休については前例あり、経済的問題や育児等の希望には柔軟に対応している。個人の希望に沿った待遇が可能である。

6) レジデント希望者連絡先
脳神経センター大田記念病院脳神経外科のレジデントプログラムへの参加に興味をお持ちの方は大田泰正・栗山 勝までご連絡ください。なお、いずれの施設での研修修了者においても当院脳神経外科のレジデントプログラムに希望の場合は、履修内容に配慮するため、3年目以降の当科での研修には支障ありません。また、出身大学、年令、性別などによる差別もありません。

7) その他
当科の研修に関する質問・要望がありましたら下記の臨床研修担当責任者に御連絡ください。
臨床研修担当責任者:松下 珠美 matusita@shouwa.or.jp

 

募集要項

1.    目的 

大田記念病院脳神経病研修制度は、大田記念病院の有する診断・治療技術を生かし、脳神経病の診断・治療・研究に必要な高度先進的な知識と技術を有する専門の医師を養成することを目的とする。

 

2.    研修コースの種類

研修コースの種類は、<脳血管の外科手術>コース、<脳血管内治療>コース、<神経内科>コース、<脳卒中のリスク管理>コース、<神経放射線>コースおよび<脊髄脊椎>コースの6コースとする。

 

3.    各コースの概要

各研修コースごとの目的、応募対象者、研修内容、研修期間および募集人員等は、別紙<各研修コースの概要>による。

 

4.    出願手続

提出書類(当院指定の様式によるもの)

l  履歴書(当院指定の様式によるもの)

l  推薦状(当院指定の様式によるもの)

l  健康診断書(当院指定の項目についての診断所見を記載した公的医療機関発行のもの)

l  医師免許証の写し

l  業績リスト

提出方法:希望の研修コースを明記し、上記の提出書類を、以下により提出すること。

               書留郵便とし、封筒に<出願書類在中>と朱筆すること。

提出先:720-0825 福山市沖野上町3628

    大田記念病院事務局「脳神経病研修医」募集担当あて

提出期限:平成24220日(必着)

 

5.      選考方法:選考は、提出書類の審査、面接および健康診断の結果により行う。

 

6.      面接:面接は、平成243月上旬の別途通知する日に、大田記念病院にて行う。(なお、平成24228日までに通知がない場合には、下記10の連絡先まで照会すること。

 

7.      選考結果の通知:選考結果については、平成243月中旬までに、本人あて通知する。

 

8.      研修開始日:研修は、原則として、平成2441日から開始する。

 

9.      身分・勤務・待遇等:

<身分>研修医の身分については、大田記念病院職員(非常勤)とする。

<勤務>大田記念病院研修医取り扱い要綱に基づき、指導医のもとに患者の診療に従事する。(平日および土・日・祝祭日の宿日直を含む)

<待遇等>

手当ては月額を以下の基準により支給する。(宿日直手当は別途支給)

     医師免許取得後5年以上の者

     医師免許取得後2年以上5年未満の者

     医師免許取得後2年未満の者

  社会保険、雇用保険の適用あり。また、宿舎については空きがあれば入居可能。

  所定の研修を修了した時には、修了証書を交付する。

 

10.   その他:出願に関する照会および採用願書等の指定様式の請求は、下記まで行うこと。

 

 

******連絡先*******

720-0825 福山市沖野上町3628

   社会医療法人祥和会 脳神経センター大田記念病院事務局

「脳神経病研修医」募集担当

Tel.: 084-931-8660

Fax: 084-926-6798

E-mail:oota@shouwa.or.jp

(参考)神経内科後期研修モデルプログラム

1)   診療科紹介

脳神経センター大田記念病院は広島県福山市にある民間病院であるが、福山市を中心とした備後地区(広島県東部および岡山県西部)の救急医療を中心とする急性期医療の中核をなす180床の医療機関である。例えば、救急車による搬入症例2942例(平成10年) 。

過去6年間の脳卒中症例件数は下表のとおりである。

 

 

脳梗塞

脳出血

SAH

tPA

2005

759

235

84

4

2006

830

253

107

7

2007

926

269

103

19

2008

914

293

87

30

2009

899

256

65

26

2010

892

231

71

39

 

脳神経外科の手術症例数は1280例で、うち176例が脳血管内手術である。脳卒中を中心とした急性期医療はチーム医療で行うことが不可欠である。当院では脳神経内科のみならず、(血管内治療を含む)脳神経外科、神経放射線科、脊椎脊髄外科、内科(糖尿病専門医、循環器専門医など)、消化器・呼吸器外科など関連する診療科からなるチーム医療の基盤が確立している。入院主治医は基本的には2主治医制を原則とし、脳血管内治療など脳神経外科的な治療方針検討が必要な例では脳神経外科医と二人で主治医となる。20084月から脳卒中地域連携パスの導入を積極的に行い、連携医療機関との情報交換を密に行い、地域完結型の脳卒中医療を実践することにも力を入れている。当院は広島県と岡山県の県境に位置するという地理的な環境から、高次医療機関での精査加療が必要な症例では、患者さんの病状や希望に応じて、各大学の医局のご理解のもとに広島大学、岡山大学、川崎医科大学など近隣の大学病院へのコンサルテーションが可能な医療環境にある。当院では急性期医療のみならず、広島県東部の神経難病の中核病院(難病対策センター:CIDC  広島大学)でもあり、神経難病の急性増悪時の入院および在宅医療(訪問診療)も積極的に行っている。治験センターを併設し、当院を中心とした福山治験ネットワークを構築しており、臨床治験も積極的に行っている。剖検が必要な際には福山市医師会:病理部に依頼する。当院の主な検査機器ではMRI4台(1.5T3台、1.0T1台)、全身CT4台(64列、6列、4列、2列;各1台づつ)、脳血管撮影装置:2台にて24時間の脳卒中救急医療に対応している。20091月から核医学検査(SPECT)が可能となり、脳循環評価による慢性期脳梗塞、認知症やパーキンソン病に対する診療がさらに充実することが期待できる。また、20091月からγナイフ治療が開始となり、脳神経外科の指導の元にγナイフ治療に対する研修も可能となった。さらに、20106月からは術中MRIを導入し、主に脳腫瘍手術においてこれまで以上に安全かつ正確な治療実績を残す強力な武器が加わった。

 

 

 

 

 

2)   施設認定状況、指導医、専門医

    教育施設

(神経学会へのリンクhttp://www.kktcs.co.jp/jsn-senmon/secure/sisetsu.aspx

    指導管理責任者名; 高松和弘

    指導医名; 高松和弘、 大田泰正、 高橋幸治

    専門医名; 高松和弘、 大田泰正、 高橋幸治

    専門医以外の医師の紹介; 竹島慎一、久保智司(広島大学から派遣)、原 直之(同)、 姫野隆洋(大分大学から派遣) 

 

3)   後期研修到達目標

後期研修では以下の内容を身につけ、研修終了後には神経内科専門医取得可能となる。

①ミニマムリクアイアメントで定めた神経学的症候や病態の意味を正しく理解し、適切な神経学的所見をとることが出来る

②神経生理、神経放射線、神経超音波をはじめ、各種神経学的検査結果の意味・解釈や治療の内容を理解出来る。またミニマムリクアイアメントで定めた検査、治療、手技は自ら施行し、適切な判断を下すことが出来る。

③脳神経外科、神経放射線科、内科との連携により、適切な確定診断を行い、治療計画を立案し適切な診療録を作製できる。ミニマムリクアイアメントで定めた疾患については主治医として十分な診療経験を有している。

④診断・治療方針の決定困難な症例や神経内科救急をはじめ迅速な対応が必要な症例などにおいて、自科の専門医、他科の医師に適切にコンサルトを行い、適切な対応ができる。特に、当院脳神経外科は血管内治療を含み24時間いつでもコンサルテーションが可能であるので、救急対応時の迅速な判断がスムーズに行いうる。

⑤コメディカルと協調、協力する重要性を認識し、適切なチーム医療を実践できる。

⑥患者から学ぶ姿勢を持ち、患者と患者の周囲の者に対するメンタルケアの大切さを知り、実践できる。

⑦神経学的障害をもった患者の介護・管理上の要点を理解し、脳卒中地域連携パスを含む在宅医療を含めた社会復帰の計画を立案し、必要な書類を記載出来る。

⑧脳神経外科、神経放射線科、脊椎脊髄外科などによるチーム医療が確立しているので神経内科救急疾患における診察の仕方、処置の仕方について学び、実践できる。

⑨医療安全、倫理、個人情報保護の概念、医療経済について必要な知識を有する。

⑩カリキュラムの修得度を定期的に自己評価するとともに、指導医の評価も受けつつ、自己研鑽を積み重ねる。

⑪ミニマムリクアイアメントは、全項目中80%以上においてAもしくはBを満たす研修を積むことが出来るよう、自施設における習得が不十分な内容は、神経学会をはじめ関連学会の主催する教育講演、生涯教育講演、ハンズオンセミナーなどに積極的に出席し、学習する。


4)   神経内科専門医を目指す後期研修の3年間 

1年目

指導医・上級医による指導をうけながら、主治医として救急・外来・入院診療の研鑽を積む。神経内科症例検討会を通じて神経内科の考え方や知識を学び、必要な診断方法や治療方針を習得していく。また、主治医ではなくとも、カンファレンスや総回診を通じて幅広い疾患に対する理解と経験を深める。検査業務については、指導の下に適切に施行出来るようにする。救急外来では、神経内科救急に対する処置について研鑚を積む。外来では、退院後の患者の治療継続を行い、疾患の縦断像を把握出来るよう努める。指導医や上級医の指導の下、各種書類を適切に記載する。医療安全・医療倫理の講演会には積極的に出席する。

2年目

引き続き、指導医・上級医による指導をうけながら、主治医として救急・外来・入院診療の研鑽を積む。神経内科症例検討会を通じて神経内科の考え方や知識を深め、診断方法や治療方針を習熟していく。カンファレンスや総回診を通じて幅広い疾患に対する理解と経験をさらに深める。基本的な疾患では適宜指導医・上級医に相談しながら一人で診療可能なレベル到達を目指す。検査業務についても基本的な内容は一人で施行出来ることを目標とする。救急外来では、神経内科救急に対する経験を深める。積極的に外来業務を行い、疾患の幅広い知識を身につけるとともに、引き続き疾患の縦断像を把握出来るよう努める。指導医や上級医の指導の下、各種書類を適切に記載する。医療安全・医療倫理の講演会には積極的に出席する。

3年目

主治医として外来・入院患者を受け持ちながら各種検査を行うとともに、臨床研修医の上級医としての指導も行なう。教育関連病院との連携を通じて在宅の状況を把握出来るように努め、全人的な診療の中での神経内科診療の習得を目指す。神経学会の定めるミニマムリクアイアメントを適切に達成出来るよう、指導医と相談し、不足する研修内容は関連病院、学会ハンズオンセミナー、各種学習会などを通じて習得出来るよう研鑽に励む。

 

検査業務

脳波・電気生理、頚部超音波検査、高次脳機能検査、自律神経検査、その他希望に応じて神経放射線検査、血管内治療(常勤指導医)、嚥下造影など。MRI4台(1.5T3台、1.0T1台)、全身CT4台(内 1台:64列)、20091月から核医学検査(SPECT)開始.

 

カンファレンス

新入院症例提示(月曜日-金曜日午前8時:全科出席)、神経内科症例検討会(毎週月曜1830分―21時)、放射線専門医が迅速に作成するレポート参照およびフレキシブルな放射線科医へのコンサルテーション、総回診、リハビリテーションカンファレンス、抄読会、地域医師会員への神経疾患啓蒙を目的とした福山地区神経疾患懇話会(年2回開催)、頭痛外来懇話会(年2回開催)、脳卒中連携病院との検討会など。

 

研修記録と修了評価

1)神経内科専門医を目指す研修医は神経学会のホームページにあるミニマムリクアイアメントをダウンロードし、3年間で全ての項目の研修が出来るよう目標を定める。

2)指導医は、年度毎にミニマムリクアイアメント達成状況を確認し、過不足なく研修が出来るよう努める。

3)3年間の研修修了時、もしくは自施設を研修医が移動する際に、指導医は神経学会のホームページより研修修了証明書をダウンロードし、必要事項を記載の上、研修医に渡す。

4)評価記録の記載されたミニマムリクアイアメントと研修修了証明書は神経内科専門医を受験する際に必要となる可能性があるので、研修医と指導医は大切に保管すること。

 

 

 

 

 

 

5)   週間予定表

 

月曜日

火曜日

水曜日

木曜日

金曜日

午前

新入院症例カンファレンス

救急担当

新入院症例カンファレンス

外来

新入院症例カンファレンス

病棟回診

新入院症例カンファレンス

病棟回診

抄読会

新入院症例カンファレンス

生理検査

 

午後

病棟回診

神経内科カンファレンス(症例検討会)

病棟回診

救急担当

放射線検査

 

外来

 

病棟回診

超音波検査

 

 

*新入院カンファレンス(月曜日-金曜日:午前8時)は脳神経内科のみならず、(血管内治療を含む)脳神経外科、神経放射線科、脊椎脊髄外科、内科、外科など関連する全診療科の医師が参加する。

*このほかに、月1回、各診療科持ち回りによる「症例検討会」を実施している。