ヘッダ

トップ > 医療機関の方へ > 救急医療 > 搬送症例検討会

搬送症例検討会

1分1秒を争う救急搬送。オープン参加の救急隊の方たちと毎月開催し、救えなかった症例の病状経過を参加者で検証と情報交換を行っています。

6月の症例より

症例
傷病名 前頭骨陥没骨折、頭蓋底骨折、気脳症
搬送時間 22:56
現病歴

5月上旬 アルコール飲酒後自転車走行中に溝にはまって顔面を中心に外傷あり、動けなくなっているところを発見される。発症時間は不明。地元総合病院で縫合処置を受けられ紹介にて救急搬入

処置経過 来院時、レベル3 酒臭あり 嘔気なし 気分不良なし 
尿意あるも自尿なし 腹部膨満感あり バルン挿入 
(頭部)創部にデガダーム貼付 
BP:124/60 P:103(A)ルームエアSpO2:95%保持 胸部症状なし アニソコリなし 左目腫脹軽度あり 両上肢伸展挙上保持可能 リング何とか可能両下肢伸展挙上保持可能。
頭部CTで左前頭葉に脳損傷、出血も認められる。2時間後の再検CTでは明らかな増悪所見は認められない。抗生剤を使用し安静を中心に保存的治療中。5月末より ベットアップしリハビリを本格的に開始。現在 レベル清明~  はっきりした麻痺はないが歩行時軽度ふらつきあり 頭痛なし 髄液鼻漏なし 経過安定。
転帰 転院
症例
傷病名 急性硬膜下血腫
搬送時間 0:52
現病歴 0:00過ぎ、家族の人に自宅で倒れているところを発見され救急来院。意識なく 瞳孔同大 角膜反射あり 偏視なし 嘔吐あり  尿失禁あり 頭部打撲の所見なし。
数日前から皮膚の色が白くなっており同日他院でパーキンソン病と診断される。
処置経過

来院時、レベル300 瞳孔同大、角膜反射あり 偏視なし
嘔吐あり 尿失禁
頭部CT:急性硬膜下血腫(左)
CT後より 呼吸状態悪化  左大きいアニソコリあり。
酸素5リットル投与にて SpO2:100% 血圧180/台にてヘルベッサーで降圧 2cc/hより開始し7cc/hまで増量 グリセノン300ml速い速度で滴下 マンニトール投与 セファメジン投与 
点内リカバリン混注し緊急開頭による血腫除去手術施行。
術後人工呼吸器を使用し全身管理を行い6月始には人工呼吸器抜去し自発呼吸にて保存的治療(6/4気管切開施行)を行いリハビリ中。
現在 レベル100 BT38.8℃、Bp136/75mmHg  P100/分 SpO2:95%
ほとんど開眼せず 上肢浮腫著明 左手のみ僅かに動かす
呼吸安静 肺雑あり喀痰粘稠で多く全身状態安定せず。

転帰 入院中