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言語聴覚療法(ST)   

<言語聴覚訓練、失語症訓練、認知リハビリ、言語リハビリ、嚥下リハビリ>

主に脳血管疾患後の後遺症(言語障害:失語症・構音障害等、嚥下障害、高次脳機能障害:記憶障害・注意障害・遂行機能障害等)に対して入院早期より言語聴覚療法(評価・訓練・家族指導・コメディカルへの情報提供)を開始し、患者さん・家族にサービスを提供します。

入院リハビリ、短時間通所リハビリ、訪問リハビリに対応。

実績:2009年1月1日~12月31日で言語聴覚療法を開始した患者数: 633名(入院患者)

介入病名:①摂食・嚥下障害②構音障害③失語症④高次脳機能障害⑤その他

 

【最近のトピックス】

○第13回日本言語聴覚士学会学術総会(2012.6.15.16 福岡)

 演題採択:2題(時田) 

タッチパネル式ADAS-Jcog.実施支援システム DT-Navi導入

 http://www.eidia.co.jp/product/instru/catalog/others/dt-navi.html

○新人ST1名入職。

○第14回九州神経心理研究会演題発表(時田)

 触覚性失認を呈した一例

 

 

各種神経心理検査:

 <言語>標準失語症検査、失語症語彙検査、標準ディサースリア検査、CADL検査、

 <注意>標準注意・意欲検査、TMT ストループテスト等

 <遂行機能>BADS

 <記銘力>WMS-R 三宅式記銘力検査 等

急性期では特にベッドサイドの評価・治療が重要となってきます。

当院の電子カルテや画像診断システムを活用して、短い期間で最大限の治療効果が出るように今後も取り組んで参ります。

 

                                                                                           <2012.5.9更新>

●言語聴覚療法室

言語聴覚療法室

言語聴覚療法室


言語聴覚療法室を紹介します。 ST6人に対し4つの訓練室をフルに活用しています。ベッドサイドでの評価・訓練を経た後、更にこの部屋で、拡充を図ります。時には風船バレーを行ったりと笑いの耐えない部屋です。全室の床には防音シートを張っています。

ST室には通信カラオケがあります。患者さんなどに使って頂くために用意しています。入院患者さんでも「歌を歌うこと」を趣味をされている方が非常にたくさんおられます。

安静状態が必要な患者さんについてはベッドサイドにて訓練を行います。

最近では、集団療法室に1台パソコンが入りました。最近のパソコンは色々出来て非常に便利です。

CogHealthというパソコンを使った認知機能検査ツールを導入しました。早期認知症検出に有効と言われています。

●ミニSTミーティング

言語聴覚士の打ち合わせ

言語聴覚士の打ち合わせ


毎日リハビリミーティング後に行われるミニSTミーティングを紹介します。その日の各STの外来の予定・入院患者さんについての情報交換・回診報告などを行い、「各セラピスト間の意識統一・治療の質の統一」に努めています。

365日体制になってから、全員が揃うことがほとんどなくなりました。STが休みでも入院患者さんのリハビリは休みになりません。代わりのSTが切れ目なくリハビリのフォローに入ります。

現在、脳神経外科部門と共同研究を行っています。まだデータ蓄積中ではありますが、遂行機能を評価する「BADS」の施行に関しては、これまで多くの件数を行っていますので、皆、得意になりました。

●病棟指導

病棟でのリハビリ

病棟でのリハビリ


病棟担当制について紹介します。各STは、集中治療室・各一般病棟での病棟担当制になっており、リハビリカンファレンス・新患チェック・突然の嚥下指導などに対応できるようにしています。特に病棟医・看護師と家族との太いパイプ役となれることを目指しています。

脳卒中リハビリで重要なものに「合併症の予防」があります。

特に急性期患者の約70%に誤嚥性(ごえん)性肺炎を発症するリスクがあるといわれており、特に80歳以上の高齢の方は更にリスクが高くなりやすい傾向にあります(当院データより)。

誤嚥性肺炎予防の為にはまずは「口腔ケア」が重要です。

地域連携パス・DPCの兼ね合いもあり、特に栄養評価・栄養管理が重要となってきています。

最近、特に急性期脳卒中病院では、セラピストと介護士さんとの連携を特に密にしておく必要があると考えています。移乗や食事介助といった、褥瘡、誤嚥に直結しているのは、何もセラピストや看護師だけではありません。介護士さんのアイデアや力をかりて急性期の合併症予防に努めて参ります。 

●高次脳機能障害外来との連携

昨年4月より、田川皓一先生(日本高次脳機能障害学会理事、日本神経心理学会理事 ほか多数)による高次脳機能障害外来が開設されました。物忘れの鑑別診断などには、神経心理学的評価(言語評価、記憶評価など)が重要な情報となってきます。

入院患者さんの診療においても田川先生からは良きアドバイスを頂いています。CT・MRIなどの画像診断については大変勉強になります。

<広島県言語聴覚士会 専門講座の講師として招聘>

神経心理学の画像診断~失語症を中心に~ 

平成231120日(日)、広島大学にて平成23年度広島県言語聴覚士会専門講座が開催されました。広島県言語聴覚士会が開催します専門講座としては、第1回目であり、講師の田川皓一先生には「神経心理学の画像診断~失語症を中心に~」と題した講演をして頂きました。前頭葉と失語症から話が始まり、左半側空間無視や記憶障害といった神経心理学の「王道」と言われるような分野について、随時症例を提示して頂きながらの内容でした。非常に短い時間でしたが、非常に多くの情報量が盛り込まれ(Broca野のみの損傷では超皮質性感覚性失語が出現する、深部境界型梗塞や前脈絡叢動脈領域梗塞の見方と臨床的意義など)、随所に問題提起やメッセージ(画像診断には、CT/MRIの水平断だけではなく、冠状断や矢状断がある方が臨床診断に役立つ、視症内側梗塞による過眠現象や両側の視床梗塞では重度の記銘力障害を呈するので、その評価や臨床経過が重要となってくるなど)も含まれており、正に「圧巻!」の一言でした。私の感想としましては、やはり、神経心理学は「脳の症候学」であるとともに「脳血管の症候学」でもあることから、その神経心理学を扱う言語聴覚士には、脳血管とその支配領域、またはそれに付随する機能局在などについて、今後更に知識を深めていく必要があるということを強く感じました

                           ST時田春樹        

                         (2011.11.24)

当部門へ歯科衛生士さんが配属になりました。

3月より当部門へ歯科衛生士が配属になりました。

主に入院と外来の歯科衛生診療にあたります。

脳卒中急性期のステージのおける歯科衛生診療は重要です。