このたび院長に就任し、福井大学医学部内科から転任してまいりました。これまでは大学人として医学に携わり、研究、診療、教育を行ってきました。これからは医師としての生活基盤が変わりますので、何かと戸惑うことも多いかと思いますが、皆様のご指導を受けながら、精一杯がんばりますのでよろしくお願いいたします。
当院は、神経疾患に特化した病院として、特に脳血管障害の専門病院として全国的にも有名です。これからも医療情勢、社会情勢の変化に対応しながら、この備後の地域で脳神経センターとして機能し、地域医療に貢献してゆかねばなりません。特にこれからますます高齢者人口が増加しますので、お年寄りに対する医療に重点を置いた医療体制は最重要課題と思います。私の専門領域は神経内科ですが、神経内科的診療のみならず、老年科的診療を兼ね備えながら診察にあたる必要があると思っております。これまでの、実績をより進歩させ、発展させることに邁進する努力をいたしますので、なにとぞご協力の程よろしくお願いいたします。
生まれは九州福岡ですが、大学時代からは鹿児島で、30年近く過ごしました。その後福井で16年間生活しました。鹿児島では灰に悩まされ、福井では雪に悩まされましたが、気候温暖な福山、ことに歴史マニアの私は鞆の浦にひかれて赴任して参りました。早く、病院にも土地にも慣れて、充実した生活を楽しみたいと思っております。
栗山 勝(くりやま まさる) Kuriyama Masaru
専門領域:神経内科
1972年鹿児島大学医学部卒業。翌年同大学医学部第三内科入局。76年同医学部助手。78年自治医科大学神経内科、および東京都立臨床医学総合研究所研究員を務める。84年鹿児島大学医学部講師、90年から92年まで米国セントルイス大学医学部生化学に留学。帰国後、鹿児島大学医学部助教授。94年福井医科大学医学部(現福井大学医学部)第二内科(病態制御医学内科学2)教授に就任。おもな研究分野は神経代謝病、認知症を含む神経疾患、脳血管障害、動脈硬化、脂質異常症などの診断と治療など。日本内科学会元理事、日本内科学会認定医制度審議会会長、日本神経治療学会理事、日本神経治療学会学会誌編集委員長など
一般向け著書として:アルツハイマー病―正しい治療がわかる本