突発性難聴で年間35,000人が治療を受けていることが、保険診療情報より判明しています。
「耳の卒中」と言われ、突然襲ってくる原因不明の病気として有名ですが、治療法が確定していない状態が続いています。
脳神経センター大田記念病院では、抗ウィルス剤療法・アミドトリゾアート療法、ステロイド療法、抗血小板療法、高気圧酸素療法の5種類の治療を組み合わせ治療効果を上げています。
突然めまい、難聴を来たしたら迷わず脳神経センター大田記念病院を受診してください。
原因不明と思ってあきらめずに、早めに受診することが大切です。
●難病(特定疾患)の対象疾患です。
耳鳴り
・一般には50~60歳代に多く、男女差はありません。
・飲酒喫煙歴はあまり関係しないようです。
・食生活は、あまり関係ないようですが、突発性難聴の患者さんに野菜の摂取が少ない傾向がみられます。
・睡眠時間は関係ありませんでしたが、発症前に疲労感を感じていることが多いようです。
・おたふくかぜ、はしか、みずぼうそう、じんま疹、胃腸炎、感冒、高血圧、糖尿病、心疾患の既往が突発性難聴の患者さんに多くみられ、生活習慣病の側面がみられています。
しかし、どのような人が突発性難聴に罹りやすいかという、はっきりとした結論は得られていません。
厚生省研究班では「突発性難聴」の診断基準を以下の様に定めています。
●主症状
1)突然の難聴
文字通り即時的な難聴、または朝眼が覚めて気付くような難聴。
ただし、難聴 が発生したとき「就寝中」とか「作業中」とか、自分がそ の時何をしていたか が明言できるもの。
2)高度な感音難聴
必ずしも高度である必要はないが、実際問題としては高度でないと突然難聴になったことに気付かないことが多い。
3)原因が不明、または不確実
つまり、原因が明白でないこと。
●副症状
1)耳鳴り
難聴の発生と前後して耳鳴りを生ずることがある。
2)めまい、および吐き気、嘔吐
難聴の発生と前後してめまいや、吐き気、嘔吐を伴うことがあるが、めまい発作を繰り返すことはない。
[診断の基準]
確実例 : 主症状、副症状の全事項をみたすもの。
疑い例 : 主症状の1.および2.の事項をみたすもの。
[参考]
1.Recruitment現象の有無は一定せず。
2.聴力の改善、悪化の操り返しはない。
3.一側性の場合が多いが、両側性に同時罹患する例もある。
4.第VIII脳神経以外に顕著な神経症状を伴うことはない。
突発性難聴の治療として、健康保険では
●ステロイド療法
●高気圧酸素療法 (OHP)
が認められています。
ステロイドと高気圧酸素療法の併用療法により、患者の6割~7割に症状改善が認められたという研究報告もあります。