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手足のしびれ・痛み

診察時に手足の部分的なしびれや痛み、長く正座した後に起こるような違和感を訴えられる方がおられます。
また「どこに行っても原因がはっきりしない」という話もよく耳にします。

上記の症状は脳が原因ではなく、首や腰、また末梢神経の障害の可能性があります。脊髄や末梢神経の病気は、専門外来が威力を発揮する分野です。

脊椎・脊髄の病気

脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)
脳から直接伸びる脊髄、およびその脊髄から分岐する神経が通る「脊柱管」と呼ばれる背骨にある穴が、様々な原因で狭くなることで生じる病気です。

変形性脊椎症(へんけいせいせきついしょう)
間板ヘルニア(ついかんばんへるにあ)
背骨と背骨の間にありクッションの役割を果す「椎間板」の断裂や突出が、神経に刺激や圧迫をきたす病気です。

その他
●脊髄や神経に生じる腫瘍
●外傷による背骨や脊髄の損傷
●生まれもっての背骨の形態異常による病気

主な症状としては、くび、腰、手足の痺れ、手足の動かしにくさなどがあります。
ただし、これらの症状は、他の病気でもでますので、病院を受診していただき、専門的な診察が必要となります。

【治療法】
●薬物療法
●ブロック療法、
●運動療法
●手術
まず保存療法を選択します。ですが症状が改善されない、または、日常生活に著しく支障をきたし、その原因が明らかな場合には、手術を検討します。


 

手根管症候群

手首の手のひら側にある骨と靭帯(じんたい)に囲まれた手根管というトンネルのなかを、正中神経と9本の指を曲げる筋肉の腱が通っています。このトンネルのなかで神経が慢性的な圧迫を受けて、しびれや痛み、運動障害を起こす病気です。

日常診療でよく見かける疾患で、圧倒的に女性に多く発症し、手をよく使う方、更年期、妊娠中から出産後に起こりやすく、その他、手関節の骨折後、人工透析を受けている方にも良く見受けられます。

正中神経が圧迫されることによって現れる症状は、親指、人差し指、中指の知覚異常、しびれ、ヒリヒリする感覚、痛みです。ときには腕や肩に痛み、熱感、ヒリヒリする感覚が生じます。就寝中の手の位置によっては、痛みがひどくなることもあります。

【治療法】
治療は初期ではまず安静、手を使うことを控えてビタミン剤、消炎鎮痛剤の投与、夜間装具、ステロイド剤の手根管内注射などを行います。
手を酷使して発症するものが多く、安静にすることが大切です。夜間装具は手首をやや背屈位とします。この肢位が手根管内の圧が最も少なくなる肢位です。
上記治療を行っても進行する場合は,進行を止めるために手術が必要となります。